ハワイでは、子供をプリスクール(保育園)に3歳児クラスから通わせる場合は、トイトレを完了させてなければ入学できないのはご存じでしたか?
入学前にちゃんと覚えられるかそりゃまあ心配で、当時は全然心の余裕なんて全くなかったよ・・・。
今回は我が家が参考にした3日間でトイトレを完了させる本をご紹介し、実際本から学んだことや役に立った内容を皆様に共有したいと思います!
- なるべく最短でトイトレを完了させたい方
- アメリカのトイトレ方法やトイトレの本の内容を知りたい方
- このメソッドを使って我が子のトイトレ実体験がどうだったか気になる方
それでは、let’s get started!
アメリカで一番売られているトイトレの本
我が家が参考にしたのは、この本。タイトルは、「Potty Training in 3 Days」、著者は Brandi Brucksです。
この本はアメリカの「子供の健康」の分野において一位のベストセラーを取得していて、トイトレの本でも全米では一番有名かと思われます。私たちはAmazonで電子本を購入しました。この本は残念ながら英語のみです。
私と夫はトイトレを始める前に親として必ずやるべきだと思ったことは、周りの助言や経験談を参考にして実践するのではなく、専門の本を読むことによって正しい知識を得ることでした。子供もみんな性格が違うように、トイトレの経過も同じです。実際この方法が我が家の子供に合うか始める前は分かりませんでしたが、基盤となる情報を得ることは正しい行動だと判断しました。そして実際にして成功したので、トイトレで悪戦苦悩しているお友達たちにもこの本を紹介し、彼らも無事に終えることができました。
トイトレを始める前に用意するもの
これらは、本の中で紹介されたアイテムたちです。①は当たり前ですが、②と③は詳しく説明されてました。
①トイトレ用パンツ
我が家はトイトレを始める前に、私の母が日本のトイトレ用パンツを西松屋からたくさん購入してくれました。というのも、アメリカのトイトレ用パンツは、なんせ薄い。日本製の厚さが普通だと思ったら大間違いでした。アメリカのものは、薄い布が2枚重ねてあるだけで、吸収性が全くないし何ならダダ漏れします。これなら、普通の下着とどう違うのか?と疑問に思ったぐらい衝撃でした。もし日本製のものを購入できるのであれば、そちらをおすすめします。ちなみに、我が家はプラスアルファで購入したトイトレ用パンツはターゲットで購入しました。
②補助便座
大人用のトイレ便座に座れる場合は不要ですが、我が家は補助便座をアメリカのアマゾンで購入しました。この本では、おまるをおすすめしない理由があり、その理由はトイレの便座に座らせることによって流すまでの工程を一連の流れとして理解させるためです。おまるに座らせると、その後の処理は結局大人がやることになるし、掃除も増えるので、最初から補助便座に座らせて進めることをおすすめしています。
私が購入した補助便座にはグリップがなかったのですが、グリップがあることによって踏ん張る時に力を入れることもできるので、買い換える場合はこのグリップ有りのものをお勧めします!
③ご褒美のおやつ
本では、トイレで実際成功した時にあげるご褒美はおもちゃやシールではなく、おやつや食べ物が一番効果的だと書いてあります。シールが好きな子供なら、壁にシールを貼ることも一つの例ですが、我が家の場合は残念ながら効果ゼロでした。もし食べ物を利用する際は、中身が見える透明な容器を使用することをおすすめしてました。
透明の容器を使うことによって子供も何が入っているか見て分かるので、視覚的に刺激しやすくなります。トイトレを始める前にこの「ご褒美容器」を用意して、説明しておくと子供の理解もとても早いです。
トイトレ中は子供にたくさん水分を取らせトイレを利用する頻度をいつも以上に増えるため、我が家はm&mを使用し、「ご褒美のキャンディー」として教えました。
番外:トイレを紹介する本
私たちは、トイトレを本格的に始める前に、トイレに関する本を読むように心がけました。それがこちら。
これは、英語と日本の両方で書かれているバイリンガルの本!子供が、トイレに興味を持ち始めた頃やトイトレを始める前のイントロとして、読みました。子供が補助便座に座ることに慣れるため、よく便座に座りながらこの本を読みました。一冊あっても損はない本です
短期集中トイトレ:予定を入れない3日間を確保せよ!
これ、意外ととても大切です。本当にトイトレをなるべく短期間で終わらせたい場合は、3日間外出しないこと、そして予定を何も入れないことが重要な鍵となります。この3日間はトイトレに集中するため、事前に様々な準備をすることも必要となります。
こと
、水分をいつも以上に飲むような塩分の効いた食事を意識する
これらを本では紹介してますが、我が家もトイトレをした際は3日間外出しない週末を選んで実践しました。
始める前に押さえておきたいポイント
では、3日間の集中短期トイトレを始める前に心がけるべき重要ポイントをご紹介します。
①絶対に怒るな!
トイトレをする際に一番大切で徹底しなければならないことは、トイトレ中はどれだけアクシデントがあっても絶対に怒らない!ということです。お漏らしをしたりトイレでできなかった度に子供に怒ってしまうと、子供は勝手に頭の中で「トイレ=親が怒るからしたくない/行きたくない」とネガティブな感情を抱いてしまい、トイトレがうまく進まない原因となります。
私もこのトイトレ方法をした際は怒らないことをどれだけ心がけたか。。親として、感情をコントロールするのは難しいけど我慢したよ!
親として失敗してしまうことはイライラしてしまうのが当たり前。でも子供も一生懸命頑張っているので、爆発しないように、子供ができることを信じてあげましょう!
②子供から目を離すな!
これもとっても重要!著者は、このトイトレメソッドをしたのにトイトレ成功できなかった!と批判をする両親たちに確認したこと、それは子供をどれだけ実際に目を離さず見ていたかです。これには携帯をいじる行為も含まれ、その目を離す瞬間にアクシデントが起こる可能性はあるのです。なので、私と夫も、30分ごとに子供につきっきりに目を離さず交互に見てました。子供を監視することによって、トイレに行きたくなる前にどのような動作をするのかなどわかり、その行動を察したらある意味合図となり、親側も行動しやすくなります。
③30分ごとにトイレへ誘導するな!
とある方法では、トイトレをする際30分ごとに「トイレに行く?」と誘導するようにと言われてますが、この本ではその行為を禁じています。
その理由は、この本の方法は、親の誘導を待って子供がトイレに行くのではなく、トイレへ間に合うように行く感覚を覚えさせ、そのことを自分で伝えられるようにするためでもあります。
また、「トイレに行ってシーシーする?」と質問しても、子供は「はい・いいえ」しか答えられず、行かないことがほとんどです。質問として聞くのではなく、「トイレに行きたくなったら教えてね」や、「パンツ濡れてないね!すごいよ!この調子だね!」などの発言を通して、子供にトイレのことを「リマインド」として覚えさせることができます。
いざ、アメリカ式短期集中トイトレを実践!
それでは、実際にこのトイトレ方法をした実体験を皆さまにシェアしたいと思います。
1日目の流れ
まずは普段と変わらない朝を過ごします。朝食を済ませた後、家にあるオムツ全部をゴミ袋に入れて、「今日でおむつとはお別れだよ、バイバイ!」と言って処分します(実際は処分するフリをして取っておきます)。トイトレ用のパンツを履かせ、いざトイトレスタートです!
ストーカーのように目を離さずに子供を常に監視してました。携帯電話は全く触れず、夫と交互に30分ごと観察します。私たちは、右手にハンドタオルや布を常備し、いつ出ても吸収できるように心構えてましまた。1日目は、やはりどこにでもします。それは、仕方がありません。怒らないということを意識しつつ、子供に「シーシー行きたかったらマミーに教えてね」と言い続け、とにかく見守りました。
1日子供を観察していると、おしっこが出る前に下を見るような前の素振りをすることに気付きました。そのサインをするたびに、「シーシーしたい時はマミーにいってね」と伝え、彼が自分からトイレに走って行くようになりました。
1日の夜までには、パンツに少しだけ漏れてしまうものの、トイレでできるようになりました!!できた時は、毎度これ以上ないぐらい褒めてご褒美のキャンディーをあげます。「次回トイレでシーシーできたらまたキャンディーもらえるよ!」と伝え、ある意味ゲーム感覚で子供がトイトレを楽しむことをとにかく第一に心がけました。
2・3日目の様子
2日目の朝。朝一番自分からトイレに行っておしっこをしました!そして自分から「シーシー行く!」と必ず教えてくれるようになり、その後失敗は一度もありませんでした。私も夫もこの大きな一歩にびっくりです。こんなに子供は覚えが早くて、学ぶ吸収力があるとは思ってもいませんでした!
「うんち」の進め方
おしっこは実際1日で完了しましたが、問題は「うんち」でした。本でも、「うんち」の方が子供がトイレでできるまでには時間がかかるとも書いてあります。私たちも実際時間がかかりました。トイレでしたくなく、隠れてパンツにしてしまったり、何度もトイレに誘導しても拒否されてしまいました。
ですが、最終的に効果だったのが、やはりご褒美キャンディー。いつもの場所で踏ん張る子供に、ご褒美キャンディーを見せ、「トイレでうんちしたら、キャンディー5個あげるよ!!」と言ってトイレへ誘導させたら、なんとできました!言葉で5個と言っても分からないので、やはり本人が実際にキャンディー5個を目で見てもらいのがベスト!その後も同じ方法で何度も繰り返し、無事に自分から「うんち行く!」というようにもなり、トイレでもできるようになりました。
Q:お昼寝・夜はどうするの?
多くの方は、日中はトイトレできても、睡眠中はどうするの?と疑問に思っている方が多いと思います。
本では、お昼寝・夜の場合はオムツの上に布パンツを履かせ「ねんねのパンツだよ」と教えます。実際におむつを履かせ、お昼寝から起きておむつが濡れてない日が続けば、お昼寝のおむつは不要となります。夜も同じように進めます。
私の子供の場合は、幸いお昼寝や夜の睡眠中におむつが濡れることがなかったので、ここはスムーズに進みました。
まとめ
今回は我が家がアメリカの最短集中トイトレメソッドがどのようなものであり、実体験を皆さまにシェアしました。
私の子供は、おしっこは1日で終わり、うんちも一週間で学ぶことができ、最終的に二週間弱で終えることができました。ですが万が一、二週間続けて進歩がなければ違う方法を試すようにと勧めています。
我が家の場合、子供の言語発達が遅いため、コミュニケーションが取れるようになるまで3歳になった後にトイトレをしました。でも、自分達の子供の成長に合わせて早めに始めても大丈夫だと思います。子供の学習力と吸収力は大人が思っている以上に高いので、子供が始める準備ができてる云々よりも、親が向き合う心ができているかの方が大きいかなと思います。
結果、我が家はこのメソッドが効果的で学校が始まってもトイレでのアクシデントも特にありませんでした。
今後トイトレをどう進めばいいか悩んでいる方々にこの経験談が参考になりますように
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